ゆるゆるり

いろんなオタクを反復横跳び

はじめて好きになったアイドルが解散する話

 

はじめて好きになったアイドルが解散する。

 

当たり前だと思っていた。なんの確信もないけどずっとそこにあると思っていた。はじめて好きになったアイドルが解散する。

 

最初は、ネットニュースや夕方のニュースで流れる解散するという文字面だけが意味を持たず流れていくようなそんな感覚だった。ただ、V6というグループの過去の映像あれこれが各番組で流れていて、コメンテーターがあれこれ言及するという光景に少し違和感があった。とにかく実感がなかった。

 

私が生まれた年に、生まれたアイドルだった。

私の人生の半分くらいは、V6が好きな人生だ。

 

20周年コンサートで生の彼らに会えてよかったとかもっといろんなイベントに積極的に参加していればよかったとか。まあいろいろ渦巻いたりはするけれど。

 

永遠とか不変とかないのはわかっているけれど、あまりにそばに当たり前にあったものが、期限付きになってしまう。というのは、やはり悲しい。6人であるV6が期限付きになってしまうのは悲しい。

 

解散については、以前放送された「SONGS」で誰かが抜ければV6は解散すると言っていたのがすごく印象的で、V6は6人だからこそV6であると明言するV6というグループの奥深さを感じた。だからこそ、続けるか否かの選択は、私たち享受する側にも権利はあるが、もちろん発信する側にも権利がある。

 

そんな風に実感の伴わない"解散"という文字面にただただぼんやりとしていた中、更新された三宅健のブログ通称「ニコ健」を見て、やっと実感を伴ったような気がした。V6は解散するんだとなんどもワイドショーでニュース記事で書かれていた事実が現実だと思いはじめた。

三宅健という人は、どこまでもファンに寄り添ってくれる人だから。トニフィフコンの6人の画像とファンへの言葉と、健くん自身の戸惑いがそこに見えて悲しいとそこではじめて思った。

 

はじめて好きになったアイドルが解散する。

思えば、私にとってオタクのスタートでもあった。

 

私のはじめて好きになったアイドルは、2021年11月1日をもって解散する。最後まで彼らを焼きつけたいと思う。