ゆるゆるり

いろんなオタクを反復横跳び

髑髏城の七人 season鳥

 

覚書

 

捨之介:阿部サダヲ

裸の大将な捨之介。お、おにぎり食べるんだな。ナニコレ?!?!新しすぎるうつけ捨之介像に度肝抜かれる。蘭兵衛に「戦で頭でもやられたか。」と言われる捨之介って(笑)そのくせタイトルバックの殺陣かっこいいんだが?無界屋シーンもあんな衣装で歌い踊る捨之介ってアリですか。サダヲさんのポテンシャルの愛嬌もあってかわいい捨之介。

天魔王と相対してからは、スイッチオンで殺意剥き出し。捨之介と名乗りながら、殿を救えなかった後悔、天魔王への怒りや殺意、何も捨てられていない捨之介。この捨は忍なので、おにぎり然り天魔王への攻撃方法なども火薬を仕込んだりと今までとは全然違うアプローチなのも楽しかった。

夢見酒を飲まされるシーンまるまるカットされてたので、初見だったら分かりづらかっただろうな〜と思った。急に天魔の鎧から捨の登場。天魔王との戦いでのシーンは、地を這うものの戦い方としてものすごく説得力があった。力こそ天魔王には及ばないけれど、地の者だけに伝えた殿の言葉と、地を這ってでも殿のときの二の舞はしない今度こそ間に合わせるという強い決意、そして仲間との絆で天魔王に打ち勝つ。ほんと面白いし奥深いな髑髏城の七人。

他ではなかった地の者捨之介と信長公との描写があったのは面白かった。これまで蘭兵衛や天魔王と信長公は近さや接点を感じられたけど、捨之介と信長公の関係性って天魔王を通しての交流していたという感じで、直接交流したエピソードは語られなかった。でも、鳥では前述した通り、「天が慢心し、民を踏みつけようとしたとき、地の者であるお前が止めてくれ。」という言葉を地の者である捨之介だけに伝えており、捨之介と信長公との絆が天魔王を倒すきっかけになったっていうのが非常にエモなポイントで、髑髏城の七人という作品を奥深さを感じさせられる。

 

蘭兵衛:早乙女太一

みんな大好き早乙女蘭〜〜〜!酒飲みながらふらふら登場。銀髪のビジュアルつよい。相変わらずの殺陣具合。槍ビューン。無界のメンバーと笑ってたり、ワカドクロの頃と比べると大人になってるし、それゆえに落ち着きがある早乙女蘭。喋り方も柔らかくて優しい。無界の人たちとも楽しそうに笑うシーンもあって丸くなったねぇ早乙女蘭。でも、早乙女蘭には独特などうにかなってしまいそうな危うさもあってそこが好きです。

髑髏城へ乗り込んでいくシーン。花でも思ったけど白い彼岸畑どう考えても天才。銀髪、彼岸花をあしらった白い着物、笛吹く早乙女蘭。天才やんけ。言わずもがな殺陣は天才。天魔王の間。歌での口説きって新しすぎて飲み込むのに時間がかかった。直前に見たのが花なので特にここってシリアスに丁寧に口説かなくて大丈夫?てな具合に。なので、え、そのフレーズ天魔王じゃなくて生駒に言わせちゃう?って思う箇所も。ちょっと抵抗するようにもがく早乙女蘭ほんとにズルい。大正解。夢見酒のシーンはワカドクロのときもすげぇと思ったけど、鳥でもやっぱりすげぇ。(語彙力の喪失)

無界屋襲撃は花と同じく、蘭丸からの提案で狸穴狙いで無界屋へ。早乙女蘭、太夫とのやりとりでも少し動揺してたけど、ちょっと苦悩していたようにも見えた。早乙女蘭のズルいところが自分でバサバサ無界の人たちを斬るくせに、弔うような動作もすることで。ほんとなんなの?!?!どういうタイプの外道なの?!?!「この世の悪夢たっぷりと味わうと良い」云々の台詞を蘭が言うのにもびっくり。

天vs蘭シーン。破格の殺陣。レベルが違う。天魔王に右腕を斬られ、左手でも刀を持ってあんだけの殺陣できる早乙女太一って何者?右腕を庇いながらも殺陣するの上手い。そして、やっぱり人知を超える殺陣。(2回目)剣以外の回る動きも綺麗で、素早くて、これ見るだけでも価値ある。天魔王から本当の信長の言葉を告げられたときに、もしかしたら彼は蘭丸から蘭兵衛になったのかもしれない。だからこそ、あともう少しで天魔王の首が取れるというところであんなに顔を顰めたのかな。もしくは、殿の本当の言葉を聞いて、殿が求めていた自分の姿はこれじゃなかったと苦悩したのだろうか。こういう余白を考えるの楽しい。太夫と対峙して、天魔王の盾になるシーンも切ない。「こい!太夫!」と叫ぶシーン撃たれる前にちょっと顔歪めて悲しい顔するんだよな早乙女蘭。もう情緒やられる。

 

天魔王:森山未來

\イグザクトリィ〜!/もうなんなのこのエキセントリックトンチキ天魔王。愉快すぎるだろ。赤い天魔王も新しい。ルー大柴みたいに英語交じりに喋るし、ゴー☆ジャスみたいに地球儀ぐるぐるしてジパーング探すし、生駒ちゃんとおてて繋ぐし、戦の状況説明生駒ちゃんとラップでするし、積極的に笑いも取りに行くネオ天魔王。

かと思いきや森山未來なので、蘭兵衛を口説くシーンの動きが半端ない。蘭兵衛の項でも書いた通り、歌い踊っての口説きなので、もはやダンサー森山未來。そんなもん良いに決まってる。動きがすっごくしなやか。あの衣装もよく映えて見栄えよすぎる。

比較的どのパートでも貪欲にコミカルな部分があって、これまた新しい天魔王像だなと面食らった。ワカドクロのときも思ったけど、森山天って飄々としていていろんな意味で掴めない。新興宗教信長教という表現が確かにしっくりくるかも。

最後の捨之介と戦うシーン「天のお方は天に召された」云々の台詞から、この天魔王は蘭丸を寵愛する殿がどんどん自分の付き従うべき理想とする殿と乖離していくことに耐えられなくなったんじゃないかなと思った。天下統一という天魔王にとっての本当の殿の意思を自分が代わりに成し遂げることこそが殿のためになるって本当に思ってたんじゃないか。だからこそ、殿の死に目に蘭丸への言葉を聞いた天魔王はきっととんでもない絶望感を感じただろうな。天魔王も殿を愛するがあまりに人生を狂わされた一人なんだよな。きっと。

 

兵庫:福田転球

まっすぐで熱いがゆえにちょっとお馬鹿で笑えるところがあるのが私が知ってる兵庫だけど、鳥はだいぶコメディ寄りの兵庫。しかも、妻が亡くなったグレたおやっさんかいな。恒例のくんろギャグ(?)黒ヤギを放牧する兵庫に、突っ込む捨と笑う無界屋メンバーたちめちゃくちゃ幸せなシーンでほっこりした。

舞台経験が豊富なだけあって、安定感がものすごかったな。笑いも取りに行くし、無界屋襲撃後、関八州荒武者隊を見て取り乱す兵庫にはやっぱり泣かされる。この兵庫、他と比べると決して若くないので明るいバカなんだけど、そこはかとなく感じる大人の哀愁が好きだなあ。

 

沙霧:清水菜月

おてんばな女の子!感が強い沙霧ちゃん。「なんか懐かれちゃってさ〜」とこれまた新しいうつけな捨之介との関係性。個人的には渡京とのコンビもナイスペアだったなと思う。

 

極楽太夫松雪泰子

ビジュアルが好きだったので、めっちゃ期待してたんだけど、太夫の気の強さというか芯の強さの部分が他の太夫と比べると弱めなのかな〜と思った。なので、逆に蘭兵衛との切ない儚いシーンではぴったりというか切なさを助長させてたような気がする。

鳥は太夫も歌い踊るので華やかで良いね。

髑髏城襲撃前に兵庫が「テメェが雑魚だと思ってる連中の力を見せてやろうじゃねぇか!」って見得を切るシーン、兵庫のほうを向いてうんって頷く太夫の顔めっちゃかっこいい。

で、やっぱり松雪太夫なので髑髏城での蘭兵衛最後のシーンの切なさ増し増し。こういう切ない顔させると松雪さん天才。蘭兵衛のこと殴りながらも胸に蘭の花を添えて、天を仰ぐ。外道だと名乗った男を極楽へ導こうとしている聖母感がすごい。

 

贋鉄斎:池田成志

もう無茶苦茶じゃねぇか。花贋鉄斎もふざけてるな〜って思ってたけど、この贋鉄斎、もうほんとなんなの。やりたい放題。ハンマーでバチバチにしばかれる贋鉄斎。サダヲ捨との相性も良かったな。素で笑う捨と贋。「暗いからってここは下北じゃないんだぞ!」メタすぎるって(笑)

この贋鉄斎さん刀すんなり作ってくれないんだね。捨に火薬入りの針を仕込まれる贋鉄斎。斬鎧剣の説明全然真剣に聞かないし、無界の地図は食べちゃうし、鳥メンバーキャラ立ちしすぎじゃない???

 

総評

いろいろばっさりカットされてるので、無界屋のシーンくるの早すぎて戸惑うなどした。

髑髏城の七人 season花

 

覚書

 

捨之介:小栗旬

ワカのときと比べて全体的に落ち着きがあるというか、なんかどっしりしてる感があるというか。

ぬるっと登場するね、この捨之介。一番色男というか女ったらしっぽい捨之介。そうだ捨之介はそれでいいぞ。太夫にも初見でもたれかかるし、絶対こいつはたぶらかしてきたぞ(笑)そして、清野沙霧との相性も良い。このコンビの爽やかさたるや。身長差もいいし、主役とヒロイン感がすごい。

ワカでは、蘭兵衛が死んだことが天魔王殺す!というスイッチになったのかなって思ってたけど、花ではわりと序盤から天魔王に対する殺意があるな〜と思いました。蘭兵衛にも俺たちなら絶対に勝てるって言ってるし。

花の物理的なパワーバランスは捨<天<蘭なのかなという印象で、髑髏城で鉢合わせたシーン。そりゃこの蘭兵衛にはめった斬りされるわな…と思った。百人斬りのシーンやVS天魔王のシーンでは、おみ足を大胆披露。百人斬りのシーンはやっぱりド派手でかっこいい。華があるんだよなあ、やっぱり。くるくるって刀回して斬りかかるのがほんとに格好良い小栗捨。俺だけじゃねぇ!仲間と!っていう少年漫画風台詞が似合うよね。

 

蘭兵衛:山本耕史

つよい。この蘭兵衛絶対つよい、見た目からすでに屈強。これは闇堕ち回避できるタイプの蘭兵衛。この蘭兵衛堕とす天魔王大変すぎん?しっかり芯のある大人の男で、自分を救ってくれた無界の女たちと無界屋蘭兵衛として暮らしている。自分の刀は人を守るためのものであると言い切り、無界の女たちを守る。髑髏党と鉢合わせるシーンでは「この俺がいる限り何人たりとて無界には手出しさせないよ。」って太夫の手握りしめるし、それが本当に本心なんだろうなと思う。だからこそ、花の蘭兵衛の裏切りは堪えるものがある。

すっかり殿への未練も断ち切れてるのかなと思いきや、殿から生きよと命じられ殿の最後に立ち会えなかった劣等感や殿の志半ばで潰えた天下統一を果たすのは蘭丸の務めだと殿への忠誠心をつつかれ結局堕ちてしまう蘭兵衛。山本蘭が無理ならもう無理ですね〜。(百均店員)

あとは、太夫から受け取って帯に刺した蘭の花。彼岸畑で落としていって、天魔王に籠絡されたあとには沙霧に差し出されても振り払ってしまう。あの蘭の花の演出切なかったし、絶望感もすごい。

やまこーさんなので殺陣の安心感もさすがという感じ。無界屋襲撃シーンの黒の着物の衣装めっちゃいいですね。キラキラしててなおかつ強そうで。闇堕ち後のほうがセクシーな山本蘭。髑髏城での天vs蘭シーン。やっぱり強さでは天<蘭なんだね。こんな狡猾な天魔王相手に情けをかけちゃいけないよ蘭兵衛さん…って思ってしまった。儚さが他の蘭兵衛と比べると少なめなので、最後のシーンは太夫サイドから見たほうがしんどい。

なんといっても蘭兵衛さんのカテコがズルい。彼岸畑で風に吹かれる蘭兵衛さんの美しさよ。最高。

 

天魔王:成河

声がいい〜。ステアラこけら落としが天魔王の敦盛とは胸熱。2幕はあんまりにも天魔王の独壇場では?ほんと魅力的なキャラクターだな成河天魔王。狡猾という言葉がとんでもなく似合う天魔王。自分が生き残るため、自分の野心を叶えるためならどんなこともやるし、どんな犠牲も厭わない。笑っちゃうくらい悪の中の悪。

蘭兵衛が髑髏城へ乗り込んでくるシーン。「蘭丸兄者〜♡兄者のこと慕ってます♡兄者すごい〜♡」な天魔王。この天蘭の関係性新しい。下心と計算が透けて見えるからやらしい成河天。大袈裟なくらい足の怪我を蘭兵衛に見せつけ、殿の死に目に立ち会えなかった蘭丸の劣等感を煽る。蘭兵衛への口説きはもはや泣き落とし。まあ、あの蘭兵衛堕とす天魔王絶対大変だからな。(2回目)天魔王は人の男ではなく信長の御霊であり、顔の火傷や足の傷は殿の無念である。だからこそ天魔王として天を掴もうとしている。天魔王のためではなく殿の無念を晴らすために!と泣き落とししておいて、蘭兵衛の背後に回り"堕ちた"とニヤリと笑う天魔王。ほんとお前ってやつは…。こういう演出「人の男」らしくていいな。あとは、無界屋襲撃シーンで関八州荒武者隊のすごいいいシーンの背後で興味なさそうに手についた血を舐めてるの最高。

成河天狡猾シリーズはたくさんあって、髑髏城に侵入した捨之介と蘭兵衛が剣を交えているとき、なかなかとどめを刺さない蘭兵衛にイラついて背後から槍で捨之介を刺す天魔王。おい!手すりに足掛けてんじゃないぞ!!!あとはなんといっても天vs蘭シーン。蘭兵衛に襲いかかるも力では及ばず、刀を飛ばされ後ろへ引く天魔王。情けをかけた蘭兵衛に対して脚に忍ばせた短刀で斬りかかる天魔王。しかもニコリともせずにすっごい悪い顔してるんだよ。ほんとにお前ってやつは…。(2回目)「お前は騙されてたんだよ。」と足の怪我は嘘だったと蘭兵衛に吐くわけですが。そこからの天魔王の動きの軽やかさたるや。ステップを踏むように軽やかに動き回り、蘭兵衛に刀を向ける。こんなに動けるならもはや足の設定惜しく感じちゃうくらいに。

カテコでの天魔王さんは、仮面を取って天を仰ぎ見る。ここらへんもいろいろ考察しがいのあるところね、天魔王は天に何を見たのか。

 

兵庫:青木崇高

元気で、漢で、一本気で、熱くて、兵庫という男にぴったりな青木兵庫。相変わらず太夫にはころっころに転がされてます。太夫に手玉に取られてるからお手玉?放り投げられたお手玉を取りに走るわんこ兵庫。

無界屋襲撃後の荒武者隊を見てうろたえる兵庫。このシーンわかってるのに毎シーズンうるうるしてしまう。お前たちよく頑張ったっていう台詞が青木兵庫にはよく似合う。

あとは、やっぱり最後の太夫へのシーン。熱くてまっすぐな青木兵庫の生きてくれ!と太夫に叫ぶシーン、グッとくる。熱い漢らしい男がやっぱり青木兵庫には似合う。そのまっすぐで太陽みたいな熱さで今度こそ太夫を幸せにしてくれよと願わざるを得ない。

 

沙霧:清野菜々

登場から身体能力の高い。そしてアクションがうまい。自身でそこそこ戦えるタイプの沙霧ちゃん。髑髏党に交戦的なのも納得って感じ。かわいくて少年みもあってすごく好きな沙霧ちゃん。無界のシーンや髑髏党と相対するシーンで周りの発言へのリアクションも大きくて可愛かった。

リアクションはするけど、絶望したシーンとかそこらへんの部分でなんとなく清野沙霧ちゃんは物分かりがいいような印象。髑髏城で啖呵切るシーンもかっこよかったな。小栗捨のところでも書いたけど、やっぱり小栗捨との相性がいい。そりゃこれだけ可愛くて、まっすぐで、ちょっと意地っ張りなヒロインがいたら捨之介もまっすぐ生きようと思うよな。一番最後のシーンもお金持って、えっへんってやるの可愛かったなあ。どこまでも捨之介を生かしてやってくれ〜。

 

極楽太夫:りょう

着いていきたいタイプの姉さん太夫。気高くて凛としてて、お美しいがかっこいい。無界の里束ねるだけの肝っ玉と器量があるりょう太夫。蘭兵衛さんとは恋仲というよりは長年連れ添った夫婦みたいな雰囲気だったな。二人でいろんなこと乗り越えてきたって感じで。捨之介の心に決めた男〜のくだりでちらっと蘭兵衛に目線を向ける太夫姉さん。色っぽい。大人な関係って感じがして非常に良いです。

あんな蘭兵衛さんだからこそ、太夫にとっては裏切りがつらかっただろうなあ。髑髏城でのシーンで馬鹿野郎って殴りかかりたくなる気持ちすっごいわかる。でも、結局顔を見て泣き崩れてもたれかかる強い太夫の心折れたシーン。しんどい。家康の別れてからのシーン。ちょっとやつれた儚い顔。絶対兵庫と幸せになってくれよな、リンドウさん。

 

贋鉄斎:古田新太

贋鉄斎ルームはもはやワンマンショーじゃん。ほんとズルいなあ。ミッチーとマサコとイチャイチャする贋鉄斎。これは変態。一人称ボクなのもほんともう〜!贋鉄斎ルームでの振りが後半にもしっかり活きてくるのがまたズルいな。

無界に来るシーンもほんと古田新太。「♪風呂入ってソッコー寝る計画」水車の自転車。百人斬りでもローラースケート履いてたり、もうズルいよ古田贋鉄斎。面白すぎる。その前後のシーンと相まって情緒かき乱されまくり。カテコの毒霧もかっけえっす。

 

髑髏城の七人 season WEST

 

あまりに劇団☆新感線の「髑髏城の七人」という作品が好きすぎるので、ジャニーズWESTをこの作品にキャスティングするならどうなるかを勝手に考えてみた。

以下、配役と私のイメージ図。作品のネタバレもかなり含まれるのでネタバレを踏みたくない方は自衛をお願いいたします。

 

 

髑髏城の七人はアマプラとネトフリで絶賛配信中だよ〜〜〜!!

 

 

 

 

捨之介:桐山照史

捨之介と兵庫で悩んだけど、やっぱり捨之介なんだよな。器用だし、過去作でもやってるから殺陣も全然問題ないだろうし、百人斬りとかもめちゃくちゃ安心して見れそう。

そもそも桐山さん自体が人たらしなので、この捨之介も無界の人たちとすぐに仲良くなってそうだし、陽属性の捨之介と桐山照史の親和性が高い。求心力が高そう。そして、やっぱり桐山さんの捨之介は関西弁しゃべってそう。まあいいよね元々は安土城だしね(笑)

 

天魔王:濵田崇裕

演技のときくらいわっるい濵田さん見たい。高笑いしてほしい。(ただのド性癖)濵田さんならストプレでもミュージカル要素あってもどっちでも対応できるから贅沢。せっかくなら歌えるし、踊れるので鳥の天魔王みたいなの見たいな〜。

どうせなら、ステアラ髑髏城みたいな配下を卑劣にころしちゃう天魔王全力でやってくれ〜。この配置をすると捨天の関係性も天蘭の関係性もこじらせそうでしんどい。

 

蘭兵衛:小瀧望

このメンバーで蘭兵衛できそうなのが小瀧さんしか逆に思い浮かばなかった。あともしくは、中間さんかな?風の蘭兵衛の方向なら中間蘭兵衛もいけそう。

のんちゃんなら器用にどんな蘭兵衛でもこなせそうだし、蘭兵衛ってどうしても二面性のあるキャラクターなので、そこらへんも上手く演じ分けできそう。演技に対する信頼感。殺陣も月詠人でもやってたし、しっかり練習すれば問題なさそう。とにかく安心感ある!あと、天蘭の関係性を考えた上でも小瀧さんがフィットしそう。のんはまの夢見酒は業が深い。

 

兵庫:重岡大毅

正直センターポジだし捨之介と迷ったけど、キャラクター考えると一番しっくりくるのは兵庫なんだよな。太陽みたいに明るくて熱くてまっすぐで。

極楽太夫に転がされて欲しいし、関八衆荒武者隊とわちゃわちゃして欲しいし、無界屋襲撃シーンで「お前たち頑張った!」って言って欲しい。なによりラストの太夫とのシーンをぜひ重岡兵庫で見てみたい。

 

霧丸(沙霧):神山智洋

この捨之介と霧丸、小さくてかわいいな(笑)最初ツンツンしててだんだん打ち解けて仲良くなるのはもう神ちゃんだよね???熊木衆だ!ってエッヘンする神ちゃん容易に想像できすぎて。私は裏切り枠(三五 or 渡京)とのコンビも好きなので、ばどに囲まれる神ちゃん霧丸くんかわいいしか浮かばない。イメージとしては上弦霧丸くんっぽい感じかな。

 

贋鉄斎:藤井流星

藤井流星をなんだと思っているのか案件。思いっきり変態に振り切った藤井流星見たくない?私は見たい。

どんな方向性の変態刀鍛冶かは分からないけど、思いっきりコメディ担当の藤井流星が見てみたい。本人は嫌がりそうだけど(笑)めっちゃかっこいい二面性がある贋鉄斎でもいいと思う。なんせ藤井流星なんで。

贋鉄斎が嫌なら極楽太夫でもいいと思うよ!!!

 

渡京:中間淳太

一番秒速で決まったと言っても過言ではない。見たすぎるでしょ、淳太くんの渡京。イメージは鳥の渡京。算盤の相方を大切にしてるインテリ風渡京。「またつまらないものを数えてしまった。」って言ってほしい!

コメディリリーフが似合うのは分かりきっていることなので、自信満々に手のひらを返してほしいし、狡猾に生き抜いてほしい(笑)

 

 

 

と、こんな感じになりました。ふつうに見たいな〜〜〜!

配信thrill meを見た(成河私 × 福士彼)

 

前々からとんでもない舞台があるとは聞いていたけど、まあとんでもなかった。thrill me。

 

元はと言えば「ここは今から倫理です。」を見て成河さんが気になり、福士誠治とセットならハッピーセットみたいなもんじゃん(?)と一秒たりとも迷わずチケットを取ったスリルミー。それが緊急事態宣言で生観劇に至らず、咽び泣いていたところに配信の決定。悔しいけど見られたことには感謝。

 

ネタバレわりと平気な人間なので、なんとなくぼやっとどういう話なのかつかんでから見たはずだったのにしっかりとしんどかった。

 

以下がっつりネタバレあり感想。

オタクはすぐ感想垂れ流したくなるんだよなァ。

ちなみに配信を一回見た記憶を頼りに書いているので、シーンが前後してたり台詞が違ったりと諸々あります。ご注意を。

 

 

 

釈放の審議のシーン。現在の私から当時の私へ。風貌も雰囲気も声色も分かりやすく変化する。すでに只者じゃない成河私。

彼の登場シーン。自分から離れたはずの彼がなんで再び私と出会ってしまうのか。スリルの共有者は彼が超人だと認める私とが良かったのか。その算段甘いよ彼、とはそのときはまだ。

彼に抱きしめられて分かりやすくときめいた顔をする私、かわいい。ここらへんは素直にかわいい。

福士彼すっげぇ怖いんだよな。人間味がないというか。微塵も愛情もなんも感じない。私のこと自分のスリルを満たすための都合の良い道具としか思ってなさそう。なんかうるさいからキスでもしとくか、みたいなそんな感じ。スタイルいいし、顔もいいからバチバチにかっこいいんだけどさ。

彼についても私についてもバックグラウンドについて語られるわけではないから、頭が良くて、顔も良くて、金持ちのもとに生まれた彼がどうしてこんなに歪んでしまったのか。憎んでいる弟と父との関係から歪んでしまったんだろうなというおそらくの推測はできるけれど。頭もよかったからこそ、世の中がバカバカしく見えて、背徳感を覚えるようなスリルを求めることで"生"を感じていたんだろうか、彼は。

私にそっけない態度をとったり、ものを取ろうとした私に投げ捨てたり。ここらへんはなんてやつだ彼は、私が好意を持ってるからって自分の都合のいいように私を弄んで、もう!みたいに思ってました。微塵の愛情も感じないから余計に。ご褒美(?)おねだりするシーン。はらりスーツ脱いでいくのセクシーだったな。(突然偏差値2の感想)

契約書のシーン。私<彼だったパワーバランスが終盤につれ、私>彼になるのがスリルミーだと思ったんだけど、私=彼に近づいていくのがこのシーン。というか、ここから私の計画は着々と進んでいるんだから怖い。

彼が殺人を思いつくシーン。戦々恐々としていたこのときの私。私こそ真っ当な人間だと印象付けるこのシーン。彼が弟を殺そうと言い出して、なんとかしてそれをやめさせる私。少年殺しには最終的に首を縦に振ったのに、なぜ弟殺しにはあんなに反対したのか。①弟を殺せば彼がすぐに疑われる、この時点では彼が殺人行為によって犯罪者になってほしくなかった②私と彼との媒介になってくれる弟が消えてしまうことは私にとって都合が悪かった と考察してみたけど。彼の殺人相手を考えるときの「ムカつく奴」私「…ボク?」彼「お前…意外で」お前…でシュンとする私。あざといぞー私ー。

スポーツカーの彼、皮肉にも一番魅力的で優しい顔してるんだよな。福士彼あんなにいい人間の顔できるんじゃねぇか。むしろ冒頭で語られていた遊んでいた女たちや友人たちに向けていた彼はこんな彼なんだろう。胡散臭そうだけど。

犯罪に加担して震える私。ここから転がる様に堕ちていく。結末が分かってるとその様が滑稽。声を荒げる彼に内心私はどう思っていたんだろう。そうそう余裕ぶっていればいいとほくそ笑んでたのだろうか。落ちていた眼鏡が私のものだと分かり、警察から聴取を受ける私。彼に言われた通り行きずりの女と一晩過ごしたと答えるが、殺害した子どもの死体が発見され、身元も判明してしまう。

「お前が眼鏡を落としたからだろう?俺には関係ない。」彼は、私が彼を売らないと絶対的な自信があったんだろうか。出頭するという私に対してもそっけない態度。そこはアメでもあげればいいのに、なんて思いながら見てた。私の証言によって、勾留される彼。多分このシーンだったと思うけど福士彼の横顔アップシーン良。優秀な弁護士をつければ!と意気揚々と語る自信過剰な彼。いくら福士誠治でもいけすかねえな彼。

「死にたくない」のシーンやっと人間味のあるというか、感情の綻びが見える彼。見てるこっちとしては自業自得だよ彼、って感じ。19歳の彼は、心底自分のことをニーチェの云う"超人"と信じてやまなかったんだろうと思うとなんか哀れだけれど。

護送者のシーン。死刑を免がれたことでいつもの調子の良さを取り戻す彼。ここからの私のターンの恐ろしいこと。すべては私の掌中。にこり、嬉しそうに彼に勝ったことを話しはじめる私。ずっと蔑ろにされていても、ずっと彼のそばにいたのは、どんな形であれ彼のそばにいたかったからで。彼の傲慢な態度や今までのあれこれの計画、満足できずにエスカレートする彼のスリル。私はずっとそんな彼を見てほくそ笑んでたんじゃないか。こうすれば彼は喜んで、こうすれば彼はこんなふうに動いて、こうすれば彼は私のものになって、そんなふうに道化師を演じていた。そもそも、「彼と一緒に死ねるならそれはそれでいい」なんて言える私に彼は勝てるはずなんかない。彼>私のパワーバランスがこのとき、彼<私になるのが私が詰め寄って引く彼という視覚的にも現れていて面白い。こういう狂気をはらんだ成河さん魅力的すぎて精神すり減る。

彼が獄中で死んだことを私は淡々と語っていたけれど、こうして手に入れた彼を失った私はどうして生きていたんだろう。現在の私のやつれ具合からある程度は想像できるけど、私の人生も彼の人生もいったいなんなのか。

 

 

とってもとってもヘビーで、倫理観とか諸々考えさせられる作品だった〜。劇場で見るともっとハラハラしたんだろうなと思うと悔しいけど、成河×福士のスリルミーが見られたのはとってもいい財産になった!奥深い!舞台!

ジャニーズWESTのユニット曲がいいぞ①

 

どうもどうも!

相変わらずオタクひたひた生活です。

 

さて、今回のテーマは

ジャニーズWESTのユニット曲がいいぞ①

と評しまして、初めてユニット曲が収録されたアルバム「ラッキィィィィィィィィ7」から、現在発売されているアルバム「W trouble」までのユニット曲について、つらつらと感想および私情などを書き出していこうと思います。

楽曲のコンセプトがしっかりしていて、披露する人数が少ない分、各人の個性も盛大に盛り込まれている、ジャニーズWESTのユニット曲はいいぞ!!!

 

では、さっそく参りましょう!!!!

 

ラッキィィィィィィィィ7 編

terrible

藤井流星小瀧望

ジャニーズWESTのビジュアル担当。顔はいいわ、高身長だわのイケイケシンメ通称ツインタワーでのユニット曲。どこ見てもイケメン。そんな二人のちょっと大人なかっこいい一曲。

こっちへ Closer to me

壊れたいんでしょ?

夢の世界を I'll show you all night long

イケメン高身長男が見せてくれる夢の世界ってなんや、デ●ズニーか?!?!

素直になってみなよ My lonly girl

刺激が欲しいんでしょ? Tonight Tonight

ありふれた日々に Just say goodbye

指を絡めて I wanna be with you

まじで高身長イケメンズにこんなこと言われると沸騰するなという歌詞たちです。終始かっこいい曲調とドキドキするような大人な世界観の歌詞が構成されている。

コンサートで披露したときには、光る囲い(?)に囲われて、紅白のスーツの衣装を纏ってサングラスをかけての登場。はい、すでにイケメン。見なくてもわかる。正直最初からサングラスなしで、はい、どうもイケメンです。ご覧ください、どうもイケメンです。くらい圧倒的顔面力をひけらかしてほしかった。だって圧倒的顔面だぜ?(まだ言う)って見てて思ったけど、もう一方の私がこれってもしかしてそういう焦らしプレイ的なものなのか…途中でサングラス外して歓声が上がってるしこれってそういう戦略か…と謎の推測を始めた。それはそれで…アリやな…(チョロい)

今後、大人になったツインちゃんが「terrible」を披露する世界線があったとするならば、黒スーツで大人の余裕ひけらかして披露してほしいな〜〜〜そんなことがあったら無事最後まで見れるかな〜〜〜

 

Lovely Xmas 

重岡大毅神山智洋

ジュニア時代からのシンメ通称かみしげ。メンバーカラーも赤と緑でばっちりクリスマスカラー。それが原案らしい。かみしげ is カワイイなのでこういう曲がばっちり似合います。映像見てて思うけどサイズ感も相まってかみしげはシンメ感つよい。「この曲二人で歌えて良かったな。」って言い合ったエピソードには思わずスタンディングオベーション

Merry Xmas…

赤いリップが 白い雪の上で

ショートケーキみたいさ

Merry Xmas…

ハニかんだその笑顔

もうずっと離さないから

The アイドルのクリスマスソングって感じでめっちゃいい。なんせかみしげなので、かわいさは185248倍増しなんだよな。

コンサート映像では白いかみしげちゃんがゴンドラより登場。冬っぽいモコモコ衣装カワイイ。最初のAメロのパート割り同じメロディーラインを二人で分かれてそれぞれ歌うところからあーシンメ!って思う。顔を見合わせて歌うパートがあったり、ハモったり、踊ったり、最後にフリで電飾消したり、オタクのやって欲しいこと詰め込みましたセットで頭が上がりません。ありがとうかみしげ。最新のところまで含めてもユニット曲の中で一番アイドルらしい可愛くて愛らしい曲なのでは?!?!

 

こんな曲作りました

濵田崇裕桐山照史

ジャニーズの入社が同じ同期コンビ。長年のツレって感じで安定感抜群のコンビ。そんな二人が作詞したのがモテたい!人間顔じゃない!というテーマの曲。冷静に考えるとジャニーズが作詞するようなテーマではない(笑)

なんやかんや 言うても モテタイ

俺らも男の子

なんやかんや 言うても モテタイ

人間 顔じゃない

俺らの本当の中味(ココ)見てよ

ココ ココ どう? 「きゃー素敵!」

なんやかんや 言うても モテタイ

一応 ジャニーズWEST!!

大丈夫ちゃんとあんたらアイドルやで、、、こういうリア恋みが強い人の沼こそ実は一番深い沼なことをオタクは知っている、、、

コンサートでは、サスペンダー付きのメンバーカラーを散りばめた、黒字に大きな白のドットのコミカルで可愛い衣装で、ファンレターをたくさん貰うも自分宛のものがないというコミカルな演出が見ていてとっても楽しい。さすがジャニーズWESTのお笑い()担当。そして、なんやかんや どっちが好きなの?\もちろん、照史!/\もちろん、崇裕!/のコール&レスポンスもめちゃくちゃ楽しい。まんざらでもなさそうにレスポンスに応える二人が可愛い。そしてラストの項垂れて頭コツンってもたれあう二人がなんてったって可愛い。

 

TAMER

中間淳太

中間担の中でもはや伝説となっているこのTAMER。今回はユニット曲と括っていますが、これだけ一応唯一のソロ曲です。この曲のなにが一番恐ろしいって中間淳太が作詞している点なんだよな。それを踏まえて歌詞を咀嚼していただきたい。

甘く Open your heart 徐々に Lose control

とまらない Heartbeat まだ欲しいの? No…

You'd better to start running

Cuz you このままじゃ心までボクのSlave

ハァ…英語交えて何言うてくれとんねん(頭を抱える)これがTAMER様のTAMER様たる所以。どんなドSを煮詰めきったらこんな歌詞できるの?!?!っていうか、中間さん普段どういう作品に触れてるの?!?!そしてここには歌詞は載せませんが、言わずもがなメンバーカラーを用いながら、それぞれのメンバーを動物で揶揄する歌詞は天才。作詞家中間淳太にひれ伏すしかねぇ。

コンサートでも、赤い衣装を身に纏って黒い鞭を振りかざすという非常に分かりやすいTAMER様演出。途中動物に扮したメンバーがポップアップで登場して、ユニットごとがシンメとなってバックダンサーしてるのもTAMER様感を引き立てていて良いに決まってる。もちろんテーマがテーマなので妖艶な雰囲気なのだけれど、淳太くんがやるからこそ品も感じられるから不思議。

Don't you know? You're mine…

Can't escape

 

TAMER

これで締めるのがまた。ほんと分かってるな!!!

 

 

なうぇすと 編

無鉄砲ボーイ

重岡大毅中間淳太桐山照史

強火中間担(重岡・桐山)と中間さんというトリオ。このトリオは重岡が中間に絡みにいく様を、嫉妬の目で見つめる桐山という絵面が好きすぎる。そんでもってこの楽曲は、愛しのあの子に押して押して押しまくるという一曲。一歩間違えたらストーカーの素質があるとってもポジティブ野郎ですが、明るいポップなジャズ調で可愛らしい一曲。

映画行こうぜ? No No No 水族館は?

行きたいとこは? No No No No どこだっていいぜ君となら

Oh yes 求愛! へこたれへんで Vi Vi Vi

ランチ行こうぜ? No No No ディナーでもいいぜ

ほなご馳走するで No No No No いくらでも

やっぱ強敵!

諦めず Go Go Go! 強すぎるぜ

Go Go Go! あきらめへんへこたれへん

どんだけメンタル強いねんコイツ。上記したのがラストサビの歌詞でここにくるまでも映画館デート、水族館デートも拒否され、着拒までされる始末。そしてこの折れずにさらにいけいけドンドンという強メンタル。む、無鉄砲〜〜〜。誰かこいつに引くってことを教えてやってくれ〜〜〜。

コンサートでは、それぞれがデート服を身に纏い、マネキンを女の子に見立ててパフォーマンス。マネキンの頭にカメラが設置されていて、求愛されている女子目線からパフォーマンスを見れるという贅沢体験。こなれ感がある桐山、シャイな感じな重岡、めっちゃアイドル中間と三者三様の女の子との距離感も見ていて面白い。個人的には、最後の「諦めへん!」の前に服を整える仕草がめっちゃ好き。

 

雪に願いを

濵田崇裕小瀧望

はまこた。【はま←←←←←こた】のイメージがものすごくある。紙面で「濵ちゃんのこの笑顔は俺には引き出せへん」って言ってる重めな小瀧さんを見つけて、このコンビの奥深さを再確認。そして、この曲は冬・雪をテーマにした正統派バラード。かっこいい人間がギターを持ったら、さらにかっこいいなんて相場で決まってる。

冬空に舞う雪に願いをかけた

こんなにもこんなにも愛しています

街を静かに白く染めるこの雪が 君にも届け

Wish and snow… Wish and snow…

空は違うけど 君にも見せたいんだ

遠距離の彼女へ向けたラブソング。Bメロの上ハモ、サビの下ハモもその時々に入れ替わってうまく調和されている。二人とも上手い。曲としての完成度が高いので、しっかりと世界観に浸れます。

コンサートでは、上記したように二人ともギターで弾き語りするわけですが、非常に様になっているわけですな。小瀧くんを見つめる、余裕を感じる濵田さんの視線が優しい。それとは対照的に緊張しているのか表情硬めの小瀧さん。いつもとは逆なはまこたが見れるのもおいしい!リアコ兄さんとイケメン兄さんのギターの音色に包まれながら、シャボン玉がふわふわ浮いている様が夢の国って感じ。(よく夢の国へ行きがち)

 

I got the FLOW

神山智洋藤井流星) 

WESTのラップ担当の二人のイカしたラップ曲。クラブとかで流れてそうなバイブス上がる〜↑↑↑という感じの曲。こういう曲はこのコンビがピカイチだと思います。見るからにチャラい。最高。

I got the FLOW (I got the flow)

YABAIZO!!!! (yabaizo)

こういう感じの、歌詞じゃねぇノリだ!!!みたいな曲なので。アガッタフロ〜〜〜↑↑↑

コンサートでは、色味鮮やかめなチャラ衣装にサングラスという大正解ビジュアル。これはもうサングラス使用例の模範解答の一つ。あとなんと言っても

OH VERY GOOOOOOOD………

の部分ですよね。誰?あれやろうって言ったの?どこの天才?サングラス下げてキメるのなんて全人類好きやん?(主語クソデカ)ソファーに座ってベリグーするの、度入りの眼鏡でとりあえず自宅で一回はやるよね?

 

 

ジャニーズWESTのユニット曲がいいぞ①は「なうぇすと」編までで終了。②では「WESTival」編からのスタートです。それではまた!

 

 

 

はじめて好きになったアイドルが解散する話

 

はじめて好きになったアイドルが解散する。

 

当たり前だと思っていた。なんの確信もないけどずっとそこにあると思っていた。はじめて好きになったアイドルが解散する。

 

最初は、ネットニュースや夕方のニュースで流れる解散するという文字面だけが意味を持たず流れていくようなそんな感覚だった。ただ、V6というグループの過去の映像あれこれが各番組で流れていて、コメンテーターがあれこれ言及するという光景に少し違和感があった。とにかく実感がなかった。

 

私が生まれた年に、生まれたアイドルだった。

私の人生の半分くらいは、V6が好きな人生だ。

 

20周年コンサートで生の彼らに会えてよかったとかもっといろんなイベントに積極的に参加していればよかったとか。まあいろいろ渦巻いたりはするけれど。

 

永遠とか不変とかないのはわかっているけれど、あまりにそばに当たり前にあったものが、期限付きになってしまう。というのは、やはり悲しい。6人であるV6が期限付きになってしまうのは悲しい。

 

解散については、以前放送された「SONGS」で誰かが抜ければV6は解散すると言っていたのがすごく印象的で、V6は6人だからこそV6であると明言するV6というグループの奥深さを感じた。だからこそ、続けるか否かの選択は、私たち享受する側にも権利はあるが、もちろん発信する側にも権利がある。

 

そんな風に実感の伴わない"解散"という文字面にただただぼんやりとしていた中、更新された三宅健のブログ通称「ニコ健」を見て、やっと実感を伴ったような気がした。V6は解散するんだとなんどもワイドショーでニュース記事で書かれていた事実が現実だと思いはじめた。

三宅健という人は、どこまでもファンに寄り添ってくれる人だから。トニフィフコンの6人の画像とファンへの言葉と、健くん自身の戸惑いがそこに見えて悲しいとそこではじめて思った。

 

はじめて好きになったアイドルが解散する。

思えば、私にとってオタクのスタートでもあった。

 

私のはじめて好きになったアイドルは、2021年11月1日をもって解散する。最後まで彼らを焼きつけたいと思う。

ドラマ「ここは今から倫理です。」がクリティカルヒットした話

 

NHKドラマは時たまクリティカルヒットかましてくるのでこわい。

腐女子うっかりゲイに告る」も何度号泣したことか。あの金子大地めちゃくちゃ良かったな〜。思い出し泣きそう。(涙腺ゆるゆる)

 

表題のとおりNHKよるドラ「ここは今から倫理です。」がこの度クリティカルヒットした。え、面白そうと見つけた3話からどハマり、4話終了後。これはブログに吐き出さねば!!!わたしの中で消化しきれん!!!となりブログ執筆している次第です。まじで私なぜに1話からこのドラマを見つけられなかったのか!!!くやしい!!!

 

まずは、ドラマ概要について説明

20代を中心に異例の人気を誇る雨瀬シオリの異色の学園コミック『ここは今から倫理です。』を実写ドラマ化。日々価値観が揺さぶられ続けるこの世界で、新時代のあるべき「倫理」を問う。誰も見たことの無い本気の学園ドラマ。 (公式サイトより引用)

山田裕貴演じる倫理の教師である高柳が、倫理という武器を使って悩める高校生に向き合いながら解決策を見つけ出していくというストーリー。

 

手始めにそもそも『倫理』とは、

①人倫のみち。実際道徳の規範となる原理。道徳。 ②倫理学の略。(広辞苑より引用)

 

カントとか老子とかソクラテスとか、一応大学で哲学の講義取ってたけど、理解できなすぎてそりゃ哲学極めた人自殺するわと途方に暮れたことを思い出した。

そんな難しい哲学も、ドラマのストーリーとして彼らの言葉が引用されると吸収しやすい。どう生きることが正しいのかを考えるときに哲学者の言葉が深みを帯びてくる。

 

私が見始めたのが3話からになるので、ここでは3話からドラマについて好き勝手垂れ流していこうと思います。ここからめっちゃ長いので、読むのが面倒な人は下までレッツスクロール!!!

 

3話主人公深川時代は妹が美しく周りからちやほやされることに関してコンプレックスを持っていた。そんな彼女は大人の気を引くために、物理教師の松田へと迫る。そんな松田から高柳は恋愛相談をうけて。という感じ。

この3話のテーマは、“美しさとはなにか”

松田先生を演じる田村さんがものすごく説得力があっていいんだよなあ。迫られてもがっついたりはしない、でも惹かれてるんだろうなあという様が異常に説得力がある。

松田から恋愛相談を受けた高柳の「青年期はアイデンティティーを確立するその途上にある時期です。松田先生はアイデンティティーを確立している成人。ですので、そんな松田先生と生徒との間にフェアな恋愛関係が成立しうるのでしょうか?」「松田先生とその女子生徒の関係が教師の持つ権力を笠に着て成立しているのであればそれは恋愛ではなくセクハラです。」「弱き者を己の性的欲求の吐け口にしているのではなく?」と言い放った上で「それは愛ですか?性的欲求ですか?」と聞くのがすごい。高柳ど正論すぎてぐうの音も出ねえ。この好きという感情が愛なのか性的欲求なのかって本質的で大人であっても難しい問答。

また高柳は、深川に対して本当の美しさとはなにか、と問いかける。「自分の姿を鏡に映し 美しければ それにふさわしい者となるように 醜ければ 教養によってその姿を隠すように」ソクラテス

文化祭の日、意を決した松田先生は深川を呼び出す。深川は自分にセクハラした音声をボイスレコーダーに録音しようと計画していた。そんな深川に松田先生は告白しようとする。

そこにやってきた高柳は、深川のその行為に大人の気を引きたいのではないかと指摘する。妹に比べれば私なんてと自暴自棄になる深川に対して、吐き出すように「君は綺麗だよ」と投げかけた松田先生に全私が泣いた。この話、全然ハッピーエンドではないけど、二人ともぜってーに幸せになってくれよな。

 

3話は録画を消去してしまったので、台詞等曖昧になってるの許してください…情報すら仕入れず見た3話にてこのドラマの沼にハマるのであった。

 

そして、4話主人公である近藤陸は、唯一の家族である兄に頼まれ良からぬ集団に煙草を届ける。それが良くないことであると分かりながら、考えることを放棄し、兄に流されるように自堕落な生活を送る。そんなある日、兄が商品と金を持ち出して逃げたと良からぬ集団から暴行を受ける。そこに現れたのはジュダと名乗る男で。

4話のテーマは、“善と悪”

倫理の授業で高柳はカントを引用し、「人間は理性的な存在であると同時に自然的な存在である。」と言います。2週間学校へ来ていない近藤陸の地元の話を聞き血相を変えてどこかへ走る高柳。

闇の世界で生きるジュダのバーへたどり着いた高柳は、近藤を連れ返そうとする。「なぜここへ来たか?」を尋ねると近藤はしきりに「分からない」と言う。

そんな近藤の様子を見てジュダは、「人間の本性は悪」であると言う。荀子ハンナ・アーレントの言葉を挙げ、いかに悪が普遍的であるかを述べる。

そんなジュダに高柳はなぜ近藤はここへ来たのかと尋ねる。そんなジュダは「あんたみたいな善には何も教えない。教えたところで分かんねえだろ。」と述べる。そこで高柳は「分からないかもしれません。ですが分かろうとすることはできる。だから問い続けます。」と言い放つ。

普段クールで冷静な高柳も悩み憂い、“善いこと”を苦悩し考えているという人間味が垣間見えてとても素敵な台詞です。

自分が“どうしたい”のか分からずにいた近藤は、ふとクラスメイトからのLINEに気づく。彼らのメッセージを見た近藤は「学校へ行きたい」と告げる。善悪を考えずに流されて行動した近藤へ「ちゃんと考えなさい!」と叱咤する高柳のシーンにも心打たれる。

あらすじはこんなところで、この4話もキャストが素晴らしい。ジュダ役の成河さんがいかに説得力を持って悪について論じられるかというのかこの話のキーになってくるわけですが、まあ圧巻。初見から圧倒されたし、食い入るように見てた。ほんと色気がすごいんだよあ。(小声)

インタビューで、ジュダは闇堕ちした高柳と思って演じたと答えてたけど、ニュアンスとしては見ていてものすごく納得した。倫理を学び、いろんな人や物事に触れた結果、導き出した答えが違った2人なんだろうなと。

ジュダさんが高柳と論争することが、自分のやっている唯一の倫理的な事だと言っていたのでこれからも酒を片手に論争してほしいですね。知らんけど。

 

なんだかんだ長々と垂れ流してきましたが、なにが言いたかったってすっげぇ面白いから見てくれよな!!!!ってことだけなんですよ。

PR動画等も公式サイトにアップされているので、軽率に動画だけでもどうぞ。→ここは今から倫理です。 - NHK

4話TVerで配信中ですし、13日2時25分から再放送もあるのでぜひ!!!5話は同日23時30分より放送です!!!

 

イェーイ!レッツ倫理!(絶対そういうテンションじゃない。)